2025年大阪・関西万博の開幕まであと半年に迫りました。
会場予定地の人工島「夢洲」では準備が着々と進められていますが、前売り入場券の販売は目標の半分程度にとどまっています。
万博の成功に向けて、魅力発信の強化や運営面での課題解決が急務となっています。
ここでは、万博チケットの販売状況や注目の展示、交通アクセスや防災対策などについて詳しく解説します。
万博チケットの販売状況と目標達成への課題
- 前売り入場券の売り上げは約714万枚(23年11月末~24年10月9日)
- 開幕までの販売目標1400万枚の51.0%にとどまる
- 関係者からは目標達成への不安の声も
- 若者や関西以外の地域での機運醸成が課題
2023年11月末から販売が開始された前売り入場券ですが、4月9日時点での売り上げは約714万枚にとどまっています。これは、日本国際博覧会協会が開幕までの販売目標に掲げる1400万枚の51.0%に相当します。関係者からは「本当に(目標枚数が)売れるのか一抹の不安がある」との声も上がっており、チケット販売の促進が急務となっています。
特に、若者や関西以外の地域での機運醸成が課題とされています。協会は、人気歌手「Ado」さんの開幕スペシャルライブや海外有名アーティストによるイベントを予定するなど、若者に関心を持ってもらうための取り組みを進めています。また、東京都内に万博の情報発信基地を開設し、公式キャラクター「ミャクミャク」のグッズ販売や万博の展示紹介を行うなど、関西圏以外での盛り上がりを狙っています。
注目の展示「火星の石」と各国パビリオンの見どころ
- 日本の観測隊が南極で採取した世界最大級の「火星の石」を一般公開
- 海外パビリオンの建設も急ピッチで進行中
- 各国の文化や最新技術を体験できる展示に期待
万博の目玉の一つとして注目されているのが、日本の観測隊が南極で採取した世界最大級の「火星の石」の一般公開です。この貴重な展示は、宇宙や科学に興味がある人だけでなく、多くの来場者の関心を集めることが期待されています。
また、会場予定地の「夢洲」では、海外パビリオンの建設も急ピッチで進められています。各国の文化や最新技術を体験できる展示は、万博の大きな魅力の一つです。来場者は、世界各国のパビリオンを巡ることで、グローバルな視野を広げることができるでしょう。
交通アクセスの確保と混雑対策
- 会場は人工島で、鉄道アクセスは大阪メトロ中央線のみ
- 混雑が予想され、企業のテレワークや時差出勤を試行
- シャトルバスやフェリーなどの運行も検討中
万博会場である「夢洲」は人工島のため、鉄道でのアクセスは大阪メトロ中央線のみとなります。会期中は混雑が予想されるため、大阪府・市は協力依頼に応じた企業のテレワークや時差出勤を試行しています。また、シャトルバスやフェリーなどの運行も検討されており、多様な交通手段の確保が求められます。
来場者の利便性を高めるため、ICTを活用した交通情報の提供やスマートフォンアプリによる混雑状況の発信なども重要になるでしょう。万博の成功には、会場へのスムーズなアクセスと混雑対策が不可欠です。
災害時の避難誘導と被災後の「孤立化」対策
- 災害時の避難誘導などをまとめた計画を策定
- 被災後、会場の「孤立化」を防ぐため近隣自治体との連携を検討
- 来場者の安全確保に万全を期す
万博会場は人工島であるため、防災対策にも細心の注意が必要です。大阪府・市は、災害時の避難誘導などをまとめた計画を策定し、来場者の安全確保に努めています。また、被災後に会場が「孤立化」することを防ぐため、近隣自治体との連携も検討されています。
会場内には、避難場所や備蓄倉庫を設置するなど、万一の事態に備えた体制づくりが進められています。来場者が安心して万博を楽しめるよう、防災対策の徹底が求められます。
政府と自治体による全国的な盛り上げ策
- 全国の学校での出前授業を企画
- 自治体を通じた参加国と住民との国際交流を推進
- 万博を通じた国際理解の促進と地域活性化に期待
政府は、万博の全国的な盛り上げを図るため、全国の学校での出前授業を企画しています。万博の意義や参加国の文化などを学ぶ機会を提供することで、次世代を担う子どもたちの興味・関心を高めることが期待されます。
また、自治体を通じた参加国と住民との国際交流も推進されています。各地域で万博に関連したイベントを開催することで、国際理解を深めるとともに、地域の活性化にもつなげていく方針です。万博を通じて、日本全国で多文化共生の機運が高まることが望まれます。
万博のレガシーを見据えた取り組みの必要性
- 万博後の「夢洲」の活用方法を検討
- 環境に配慮した持続可能な都市づくりを目指す
- 万博のレガシーを次世代に引き継ぐ
2025年大阪・関西万博は、単なるイベントで終わりではありません。万博後の「夢洲」をどのように活用していくかは、大阪の未来を左右する重要な課題です。環境に配慮した持続可能な都市づくりを目指し、万博で得られた知見やネットワークを生かしていくことが求められます。
また、万博を通じて得られた国際交流の成果や、先進技術によるイノベーションを、次世代に引き継いでいくことも大切です。万博のレガシーを見据えた長期的な視点に立ち、大阪・関西地域の発展につなげていく取り組みが必要とされています。
開催まであと半年となった大阪万博ですが、今の時点ですら問題は山積しているように見受けられます。
果たして、この万博は成功するのか…国を挙げたビッグプロジェクトのひとつだけに税金の無駄遣いに終わらないようにしてほしいものです。

