【冬は要注意!】家で起こる身近な恐怖・ヒートショックとは?

ヘルスケア

今日、突如として報じられた中山美穂さんの急逝のニュースは日本中に大きな衝撃を与えました。

享年54歳という若さもそうですが、今日も大阪でコンサートの予定が入っており、その出発時間に中山さんが現れなかったことから、関係者が自宅で既に亡くなっている中山さんを見つけたということになります。

ほんの数日前のメディアの報道や、自身のSNSなどでは元気な姿を見せていただけに、今回の急逝は寝耳に水としか言いようがありません。

報道では5日の深夜に、今日のコンサートについての打ち合わせもしていたということで、まさに突然死という状況だったわけですが、その亡くなっていた場所が自宅浴室で溺れるように亡くなっていたという報道があることから、現時点で死因は公表されていないですが、ヒートショックだったのでは?という推測がされています。

実は、日本での死亡事故において、家庭内の事故が原因で死亡というのは、想像以上に多く、特に浴室というのは実は危険な場所であることが統計的にわかっています。

家庭内死亡でその原因として一位となっているのは、実は溺死で、浴室で一定の日本人が毎年亡くなっているという事実があります。

こちらのリンク先で一位となっている原因である「不慮の溺水及び溺死」というのは、ヒートショックによって心筋梗塞などを発症しそのまま溺死してしまったパターンなども含まれるのです。

この記事は決して、若い人でも他人事ではないこれからの時期、もっとも気をつけたいヒートショックについて解説していきます。

ヒートショックとは

ヒートショックとは、急激な温度変化によって体にストレスがかかり、さまざまな健康被害を引き起こす現象です。

特に高齢者や持病を持つ人に多く見られ、冬場の入浴中や暖房が効いていない場所での移動時などに発生しやすいことで知られています。

ヒートショックは一見些細な現象に思えるかもしれませんが、放置すると深刻な健康被害を招く可能性があります。

ヒートショックが発生する状況

ヒートショックは、以下のような急激な温度変化が引き金になります:

  1. 冬の寒冷な室内環境
    寒い部屋から暖房の効いた部屋に移動する際やその逆の場合、血圧が急激に変動します。
  2. 入浴時
    冬季に浴室が十分に暖まっていない場合、脱衣所や浴槽との温度差が大きくなり、血圧が大きく変動します。特に湯船に急に入ることで血圧が急激に低下し、意識を失うケースもあります。

    日本では普段いる部屋は暖かくしていても、脱衣場が寒いままであるという家庭も多く、その温度差が大きいとヒートショックのリスクが高まるのです。

  3. 暖房器具の不適切な使用
    部屋全体を均等に暖めず、一部のみ過剰に暖かくすることで、室内移動時に体温調節が乱れることがあります。

ヒートショックによる主な健康被害

1. 血圧の急激な変動

急激な温度変化によって血管が収縮または拡張し、血圧が急激に上昇または低下することで、心臓や脳に大きな負担がかかります。

2. 失神や転倒事故

血圧の急激な低下により意識を失うことがあります。浴室や狭い空間での転倒事故は、頭部外傷や骨折の原因となることが多いです。

3. 心筋梗塞や脳梗塞

特に高齢者の場合、血圧変動により血栓が生じるリスクが高まります。これが心筋梗塞や脳梗塞を引き起こし、最悪の場合は命に関わることもあります。

実例:ヒートショックによる事故

  1. 冬場の入浴中の突然死
    高齢者のAさん(75歳)は冬の日、冷えた脱衣所で服を脱ぎ、暖かい湯船に急に入った際に意識を失い、そのまま溺死しました。医師によると、寒暖差による血圧変動が原因で心停止を引き起こしたとのことです。
  2. 転倒事故と骨折
    Bさん(68歳)は寒冷地での生活中、トイレとリビングの温度差(リビング20℃、トイレ0℃以下)が原因で血圧が急上昇し、トイレから出る際にふらついて転倒。股関節を骨折し、長期入院となりました。
  3. ヒートショックによる脳梗塞
    健康だったCさん(60歳)は夜間、寒い寝室から暖房の効いたリビングに急に移動した後、頭痛と手足の麻痺を感じました。病院で検査した結果、脳梗塞と診断されました。

ヒートショックを防ぐための対策

  1. 室内環境の温度を均一に保つ
    • 寒い季節には、全室を一定の温度に保つよう心がけましょう。特にトイレや脱衣所には暖房器具を設置すると効果的です。
    • 寒暖差を5℃以内に抑えるとリスクを軽減できます。
  2. 入浴時の注意点
    • 脱衣所と浴室を十分に暖めておくことが大切です。
    • ぬるめの湯(約38~40℃)にゆっくり入ることで、血圧の急激な変化を防ぎます。
    • 湯船に入る前に足湯やシャワーで体を慣らすことも有効です。
  3. 衣類の調整
    • 暖かい部屋から寒い部屋に移動する際には、羽織れる衣類を準備しておきましょう。
    • 寒冷地では防寒対策を十分に行い、体を冷やさないよう注意してください。
  4. 健康管理
    • 血圧管理を行い、日頃から測定する習慣をつけましょう。
    • 特に持病を持つ人や高齢者は、主治医と相談しながら生活改善を進めることが重要です。
  5. 周囲の注意喚起
    • 家族や同居者がいる場合、互いに声をかけて注意することも効果的です。

医師からのアドバイス

ヒートショックは、日常の工夫で大きく予防できる現象です。

しかし、何らかの持病がある方や高齢者では、わずかな寒暖差でも重篤な結果を引き起こす可能性があります。

普段から自分や家族の健康状態を把握し、適切な防寒対策を講じることが重要です。

ヒートショックの疑いがある症状(急な頭痛、ふらつき、手足の麻痺など)が現れた場合は、速やかに医療機関を受診してください。

まとめ

ヒートショックは冬場に特に注意すべき現象であり、命に関わる健康被害を招く可能性があります。

適切な予防策を講じ、日常生活の中で寒暖差を減らす工夫をすることが重要です。

自分や家族を守るためにも、ヒートショックのリスクを理解し、積極的に対策を取りましょう

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